前口上という名の無駄話
年始中山での、クラシックに向けての最初の重賞という位置付けの当重賞ですが、'98年まではマイル戦で今の2000mに定着したのは'99年からです(…もうちょっと最近の出来事だった感じがしたのですが)。
一方、京成杯がマイル戦だった頃、同時期に中山2000mのOP競走「ジュニアC」がありました。京成杯が2000mになったのと時を同じくしてこちらはマイル戦となったので、京成杯の距離延長とは実質「ジュニアCの重賞格上げ」とも言える施行条件変更だったのです。
京成杯←→ジュニアCの「入れ替え」は'99年だったのですが、その前年'98年のジュニアC勝ち馬はセイウンスカイ、さらに'97年サニーブライアン、'96年イシノサンデー*1と、3年連続皐月賞馬を輩出した実績があったため、翌'99年からの京成杯にも皐月賞への有力ステップを担ってほしいという願い?が多分にあったのだと思います。が、以降ジュニアC改め京成杯の勝ち馬が皐月賞を制することは長年ありませんでした('10年勝ち馬のエイシンフラッシュは後にダービーを勝ちましたが)。
……そして京成杯が2000mとなってから24年もの月日が経った昨年、ようやく、ようやく勝ち馬ソールオリエンスが後に皐月賞も制することになったでした。
そんなこともあり、館主は昨年のソールオリエンスの圧勝ぶりには惹かれたものの「遂になのか?!」と期待半分、疑問半分に思ったものでした。
予想
🐴🎫京成杯
— みずしなまさとし (@march_rapid) 2024年1月14日
◎ジュンゴールドから
バードウォッチャー
レイデラルース
ハヤテノフクノスケ
マイネルフランツ
ダノンデサイル
アーバンシックは見送り。
結果
着順 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 騎手名 | 重量 | 調教師 | タイム/ 着差 |
推定 上り |
人気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 14 | ダノンデサイル | 牡3 | 横山 典弘 | 57.0 | 安田 翔伍 | 2:00.5 | 34.1 | 5 |
2 | 6 | アーバンシック | 牡3 | 横山 武史 | 57.0 | 武井 亮 | 3/4 | 33.9 | 2 |
3 | 10 | コスモブッドレア | 牡3 | 石川 裕紀人 | 57.0 | 小野 次郎 | クビ | 34.8 | 10 |
4 | 8 | ハヤテノフクノスケ | 牡3 | 岩田 望来 | 57.0 | 中村 直也 | 1/2 | 34.7 | 4 |
5 | 1 | ニシノフィアンス | 牡3 | 三浦 皇成 | 57.0 | 竹内 正洋 | 1/2 | 34.7 | 12 |
以下⑥アスクナイスショー(11),⑦バードウォッチャー(3),⑧エコロマーズ(13),⑨ドゥレイクパセージ(8),⑩マイネルフランツ(7),⑪レイデラルース(9),⑫ジュンゴールド(1),⑬ロードヴェスパー(14),⑭グローリーアテイン(6),[取消]ロジルーラー
反省文
軸に据えたジュンゴールド惨敗でハズれでした。ついでに言うとわざわざ「見送り」と明記してしまったアーバンシックが2着に来てしまう相変わらずのテイタラクです。いつまでも今年初当たり!ヽ(´▽`)/とか喜んでいる場合ではないと自らに言い聞かせないと……。
そのジュンゴールド、新馬→紫菊賞と2連勝でここに臨んできましたが、逃げて良し差して良しの内容で、ここでも上位は間違いなかろうと思ったのですがねー…鞍上坂井瑠星騎手曰く、能力を出し切れていないとのことなので、立て直してきてくれることを期待したいです。
2着にわざわざ「見送り」と明記したアーバンシック。人気先行っぽいのを嫌ったのですがね……なのですが、今更ながら血統を見直してみれば祖母ランズエッジ、つまりレガレイラと同じ。ということはダンスインザダークのひ孫。…なんでわざわざ見送ったの俺?(−_−
最後まで触れませんでしたが勝ち馬ダノンデサイル。鞍上は横山典弘騎手。武史騎手との1−2を勝ち馬の方で、しかも人気のない方で、って前にもこんなシチュエーションあったようなと思い調べたところ……モリアーナの紫苑ステークスでした。さすがの一言です。
*1:と、ここに混ぜるのは「反則」で、この年は東京で、しかもダートマイルでの実施でした