前口上という名の無駄話
当レース、昨年までの'21年から3年間は年初の京都開催そのものがなかったため、代替の中京開催での施行でした。同じ理由で"京都"金杯も中京での開催でありましたから、昨年までの3年間の年初の中京開催とは京都競馬場休場による、本来とは異なる”代替”日程であるということになります。
だとすると……なぜ、「本来」の日程に戻ったはずの京都開催で「東海」ステークスなのでしょう?という疑問が。細いコトが気になって気になってしょうがない某SGSTさんのような館主の悪いクセが、こう、抑えられないのです( ̄▽ ̄)
調べた(ぐぐってwikipediaを読んだ程度ですが)ところによると、
- 東海Sが1月下旬となったのは'13年以降。もちろん中京での開催。
- …と思いきや、'20年は京都での開催(京都競馬場はまだ休場前だったのに)
- '10〜'12年は5月下旬の”京都”での開催。(←?)
- '00〜'09年は5月下旬の中京での開催。ちなみに距離は2,300m。
- '98年以前は12月上旬の中京での開催*1であり、「東海ウインターS」の名称
…という感じでして、本来は中京で開催されるべきレースのようです。名称からして当たり前っちゃあ当たり前なのですが。であるならば今年はなぜ?という疑問はやはり拭えません。開催日程が変わらない限り来年以降も「東海S in京都」が定着してしまいそうです。
ところで館主個人的には、この時期の京都で行われるフェブラリーSへのステップレースといえば「平安S」だったろうに、と思うのです。そこでこのレースも同じように開催地が不安定(?)なのかと調べてみたところ、こちらは箇条書きにするようなややこしいことはなく'95年以降ずっと京都で開催されており*2、'13年から時期が5月中〜下旬に移り現在に至っています(東海Sと開催時期を交換しています)。'21年から2年間は中京での開催でしたが、それは京都競馬場が休場していたからという理由に他なりません。やはりこんな「雑」な扱いは東海Sだけのようです。
……とはいえ、重賞の記録の連続性の保持?という観点からなのでしょうが、このような名称と開催地の”ズレ”というのは「よくあること」なんですよね。「金杯(東)」が「中山金杯」に名称が改まった最初の年で行われたのが東京競馬場だった、などなど枚挙に暇が無いほどではあるのですが( ̄▽ ̄)
予想
🐴🎫東海S
— みずしなまさとし (@march_rapid) 2024年1月21日
☆ヴィクティファルス
☆ゲンパチルシファー
オメガギネスから
ミッキーヌチバナ
タイセイドレフォン
ブライアンセンス
ウィリアムバローズ
結果
着順 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 騎手名 | 重量 | 調教師 | タイム/ 着差 |
推定 上り |
人気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 14 | ウィリアムバローズ | 牡6 | 坂井 瑠星 | 57.0 | 上村 洋行 | 1:49.2 | 36.0 | 2 |
2 | 10 | オメガギネス | 牡4 | 戸崎 圭太 | 56.0 | 大和田 成 | 1 | 36.1 | 1 |
3 | 3 | ヴィクティファルス | せん6 | 池添 謙一 | 57.0 | 池添 学 | 1 1/2 | 36.1 | 4 |
4 | 13 | ブライアンセンス | 牡4 | 岩田 望来 | 56.0 | 斎藤 誠 | クビ | 35.9 | 5 |
5 | 16 | オーロイプラータ | 牡4 | A.ルメートル | 56.0 | 宮本 博 | ハナ | 35.3 | 6 |
以下⑥ペプチドナイル(3),⑦ミッキーヌチバナ(8),⑧キリンジ(13),⑨ビヨンドザファザー(14),⑩タイセイドレフォン(7),⑪ブラックアーメット(15),⑫レッドファーロ(10),⑬サンライズウルス(12),⑭ゲンパチルシファー(16),⑮スマッシングハーツ(9),⑯バビット(11)
ふりかえり
オメガギネス軸から相手ウィリアムバローズもきっちり抑えておいたので的中です。ま、人気通り決着に過ぎませんが…。
1−2のウィリアムバローズとオメガギネスは終始、先行して早々に沈んで行ってしまったバビットのすぐ後ろに付けていた同士で、行った行ったの決着でした。ついでに言うとその後ろは3着に入ったヴィクティファルス、その後ろには毎戦なんとなく気にしているゲンパチルシファーだったのですが、かの馬は上位3頭についていけず4コーナーで沈んでいきました……
オメガギネスは明け4歳馬で当レースがまだ5戦目ですがまだ連を外したことがなく。今後もレースの格が上がってもそうなのではとなんとなく気になります。明け4歳ダート馬といえば、4戦4勝で注目を集めつつあるヤマニンウルスなんてのも居ますね。なかなかダート路線は多士済々な世代なのかもしれません。
3着ヴィクティファルス。実はこの馬に一番期待を寄せていました。3歳時にはスプリングSを制して皐月賞の”惑星”*3的な扱いもされましたがその後はまあ鳴かず飛ばずで勝利どころか圏内も無い2年半でした。
が、前走で生涯初めてダートに挑戦、ここと同条件のOP太秦Sへ出走したところ、見事に勝利!それもあって期待半分疑問半分に見守っておりましたが……まずは3着確保と。ダートOPでも十分競える手応えは掴めたのかもしれません。