帰ってきちゃった「焦れ込み競馬の館」(競馬だけとは以下略

すきなもの✈️🚃🛣🚙🐴🕊🏎🐈🐧📷⚔📜たちについてそこはかとなく書きつくる…つもりでしたがタイトル通り🐴一辺倒になりつつあります。

🗾北九州を旅してきましたよ( ´ ▽ ` )ノ〜3/3日目

さて、北九州(小倉)の旅3日目、最終日(最終日?)のお話です。1、2日目の顛末はこちらで。

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この日は「ゼンリンミュージアム」を訪れることに決めていました。月曜休館だったため、日曜の小倉競馬の後、一日待たざるを得なかったのです。ま、大目的が3つだったので3日滞在、ちょうどいいです。よかったはずなのです…

「ゼンリン」の名がつく通り、地図を発行している会社・ゼンリンさんが運営している「地図の博物館」です。地図を眺めるのが大好きなみずしなですが、こんな博物館があるとは今年まで知らず、知ってからはぜひ訪れたい!と思っていたのです。

ミュージアム小倉城近くの川沿い、ちょうど前日、小倉城を目指して歩いた道筋にあった「北九州リバーウォーク」内です。実は999所縁のマンホール巡りはここに向かう際にほとんど回って集めたものです。

入館後、順路通りに巡っていくと、まず最初は起源の地図とか、西洋人(戦国時代に来日したポルトガル人など)が手がけた日本地図などが並んでいますが、しばらく進んで行くと、床に「伊能中図」が描かれた一角があります。この一角だけが撮影可なので、ちょっとその様子を。

まあ、自分の住処など馴染みのある箇所を眺めているだけでも小一時間は潰せると思います(みずしなは潰せます。潰れました^^;)

伊能図の「緯度」はほぼ現代の地図通りで、関東辺りでは北緯35,36度という辺りが記されていました(この正確さも驚きましたが)、が、経度はと言うと、現代の東経140度辺りと言う訳にはいかず「京」を0度(中度)として記されています。このように。

これは……ちょっと考えれば分かりそうなものかもですが(私は分からなかったので説明員さんに聞いてしまいましたが)、緯度は赤道を0度とするのは万国共通、自明の理ですが、経度0度をどこにするかって……完全に「決め事」ですよね。ある意味どこに決めても良い訳であって。

実際に経度0度をロンドン(グリニッジ)に定めようと国際的に合意したのが1884年の「国際子午線会議」であったとのことで、約70年前に完成している伊能図はそれに倣うことは出来ませんよね。因みに、経度を正確に測定すると言うことは緯度に比べてより大変なんだそうです。


…と、まあ、伊能忠敬と彼の手がけた地図のことは広く知られている話と思いますが、みずしな個人的には、このミュージアムを訪れて初めて知った人物・長久保赤水と彼が発行した赤水図という地図にとても興味を持ってしまいました。出身地・高萩市のサイトに詳しい説明があったのでリンクを貼って引用させていただくことにしますね。

www.city.takahagi.ibaraki.jp

伊能忠敬を日本地図の完成者とすれば、赤水は日本地図の先駆者と呼ばれ、日本の地理学者として近世史に不滅の足跡を残しました。赤水は、20余年の歳月をかけて出身地である赤浜の地で、日本で初めて経緯線の入った日本地図を作り、大阪で発行しました。この日本地図は比較的正確な、江戸時代としては画期的なもので、水戸藩長久保赤水の名を全国に広めました。
赤水の残した功績の中でも、特に大きなものは、それまで一部の支配者のものでしかなかった地図を庶民のものにしたことです。赤水地図は、それから明治時代までの約100年間に5版を数えるベストセラーになりました。
赤水地図から42年後に伊能忠敬の実測地図ができましたが、それは国家秘密のため明治時代になるまで世の中に出回りませんでした。このため、庶民の間では、広くこの赤水地図が使われていました。吉田松陰などの幕末の志士たちが使っていたのもこの赤水地図だったのです。日本の国を諸外国から守り、幕末の時代を揺り動かすもととなり、役立ったのはこの赤水地図だったのです。

高萩市、訪れてみたくなりました。いつか常磐三陸も巡ってみたいなぁと漠然と思っていますので( ´ ▽ ` )

 

と、「常設展」を観て廻った後に、期間限定の企画展「クルマの地図大集合」展も見ます。何しろ、入館時にもらえたチケットホルダーがこんなん^^;ですし。

色々昔の道路地図があったり、ナビがあったりで楽しめましたが、世界初のカーナビゲーションシステム、ってことで飾ってあったのは、おそらくみずしなが小学生の頃、「学研の学習」で知ったものだと思います。
大人になって車を運転するようになったら、ぜひこの「カーナビゲーションシステム」を付けたい!と憧れたものです。実際には初めて買ったマイカーに後付けで、2003年くらいに結構なお値段のものを付けました。車が中古のマーチでしたので、車両本体の半分くらいの値段だったような^^;

あと、「クルマの地図」ってことで、「道路公団(道路施設協会)」がSAで配布してた地図(ルートガイド)なんかも置いてないかなぁ、と期待していましたが、ありませんでした。残念。

 

…と、文章も長く長くなってしまいましたが、実際に観覧していた時間もとても長く、3時間以上はこちらに入り浸っていたと思います。昼ごはん食べるのをすっかり忘れてしまったくらい^^;

 

今宵はここまで。
……あれ?最終日で帰ったんじゃないの🚅??と思いますよね?

まだ続きます!待て次号?!( ̄▽ ̄)